3月に南九州遠征に出かけました。
目的は南九州にある日本百名山三座を登ること。
その第二弾は、鹿児島の最南端にそびえる「開聞岳」へ。
遠くから見ると、美しい円錐形をした姿が目を引く山。
別名「薩摩富士」と呼ばれるのも納得の整ったフォルムです。
日の出を山頂で迎えようと早朝に登り始めたのですが、時間が中途半端になり、展望のあまり良くない途中地点で日の出を迎えることに。
それでも、鹿児島の海から昇る太陽と、その光が海面に反射する様子はとても幻想的で、静かな感動がありました。
山自体は一本調子で、ほとんどアップダウンのないコース。
淡々と登っていくタイプで、道幅もギリギリすれ違える程度。
下山時は登ってくる登山者も多く、ペースを上げたくてもゆっくり降りる形に。
山頂に着くと、360度のパノラマ…とはいかず、海側は開けているけれど、反対側は樹林が多くて展望が効かずちょっと残念。
それでも、眼下に広がる鹿児島の海と街並みは見応えがあり、登ってきてよかったと思える光景でした。
下山後はすぐ近くにある「JR日本最南端の駅」西大山駅へ立ち寄り。
無人駅の素朴な雰囲気と、その背後にそびえる整った円錐型の開聞岳が絶妙にマッチしていて、思わず写真を一枚。まるで旅のポスターのような光景でした。
近くで食べたマンゴーアイスがまた美味しくて、思い出に残る味に。
そして最後は、せっかくここまで来たのだからと砂風呂体験へ。
指宿の手前、山川にある「砂むし温泉 砂湯里(さゆり)」を訪ねました。
「海が見えて波の音が聞こえる」という口コミを楽しみにしていたのですが、実際は海岸から少し高く囲われた場所で、工事の音が上から響く残念なタイミング。それでも事前に説明があったので納得です。
実際に入ってみると、砂の温度はちょうどよくて、体がじんわり温まり、登山の疲れもあってそのまま熟睡してしまいました。
これはこれで、いい経験。
登って、観て、味わって、癒されて。
開聞岳とその周辺をたっぷり楽しめた、満足度の高い鹿児島の一日でした。
使ったアイテム サポーター ザムスト 膝
スパッツ cw-x
ポール(ストック)
ファインテン
靴 アシックストレランシューズ
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